のうてんきな学生ののんきな日記(*´▽`*)
宍戸さんの誕生日だそうで!!
おめでと!!おめでとう宍戸さん!!
全然祝ってないけどおめでと!
というわけで、ぽっと思いついたのをSSで書きましたー。
誕生日ネタ、前編。後編はそのうち……
相変わらず名前変換はないです。宍戸さんが大好きなヒロインと鳳。
宍戸さんの誕生日の、前日談です。
おめでと!!おめでとう宍戸さん!!
全然祝ってないけどおめでと!
というわけで、ぽっと思いついたのをSSで書きましたー。
誕生日ネタ、前編。後編はそのうち……
相変わらず名前変換はないです。宍戸さんが大好きなヒロインと鳳。
宍戸さんの誕生日の、前日談です。
「明日宍戸さんの誕生日だけど、何用意した?」
がたん、と言う音と共に長太郎が立ち上がる。
わたしは少し驚いて、それから意地の悪い笑みを浮かべた。
「あっもしかして忘れてたの? えーうっそ、ダブルスパートナーなのにー」
「な、なに言ってんの、忘れるわけないだろ!?今のはびっくりしただけだって」
「じゃー何用意したのー?」
にやにやとしながら言うと、長太郎は、う、と言葉を詰まらせて渋い表情をした。
「……今日、買う予定なんだよ」
「あっそうなんだー?」
そこまで言って、わたしは意地悪な顔を止めた。
「じっつはさぁ、わたしもまだ買ってないんだよ」
「え、そうなんだ」
「そう。だから勝負しようよ」
「は?」
長太郎が不思議そうな、そして少し怪訝な表情をつくる。
「何の?」
わたしはにっこりと笑って言った。
「どっちが宍戸さんに喜んでもらえるプレゼントを用意するか!」
**
「ようそないなくだらんこと思いつくなあ」
忍足先輩が少し笑いながら教室のドアを閉める。
「くだらなくないです、大真面目です」
ぐっと握り拳をつくって、わたしはわざと熱く言ってみた。
忍足先輩は、ははっと笑ってから、ぽんぽんとやわらかくわたしの頭を叩いた。
「で?俺に訊きたいことは、宍戸が欲しがってたもの?」
「すごい!忍足先輩エスパーですね!」
「まあベタなところやな」
「でで、どうなんでしょう」
わたしが回答を急かすと、忍足先輩は、そうやなあ、と呟きながら空中を眺めた。
「新しい帽子とかどうやろか?あいつの汗まみれやろからな」
「あっそれいいかもですね!」
「あとは……リストバンドとかもええかもな」
「ふんふん」
「まあ、テニス関連のものにしといたら失敗しないんちゃう?」
ほおー、と大袈裟な歓声をあげてみる。
テニス関連のもの、テニス関連のもの……、と何度も頭に浸透させてから、うん、と頷いた。
それからくるりと身を翻して、
「忍足先輩ありがとーございました!」
と言って、ぱたぱたと廊下を走って行った。
テニス関連のもの、テニス関連のもの。
宍戸さんが喜ぶようなもの。
宍戸さん誕生日だそうでした。
何故か続きます。といいなあ……。
後編はいつ出るかわからんです。できればすぐに書きたいけど。
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